さすがに万聖節の頃になりますと寒くなって"ああ冬が来るんだなあ"という感じになります。10月末にサマータイムから冬の時間になるのもそういう感じに拍車をかけているかもしれません。
このカレンダーは美術書を扱っているTaschen社で見つけました。ちょっと厚いのですがおよそ考えられる、世界のすべてのコスチューム、しかも社会の階層により、又時代により表されているのです。これは珍しいです。パリの服飾美術館に行っても昔からの衣装が時代ごとに見られるということは殆どありません。ごくたまに(10年に一回ぐらい)18世紀の頃から現代に至るまでの衣装展があったりしますがそれは例外的なのです。美術館に聞いてみると、布地は痛みやすいので常時展示することはできないとのこと。
そういう意味でこのカレンダーは貴重です。日めくりになっているのでたくさんの衣装がみられますし、一年が終わったら国別に時代ごとに衣装を区分けすれば衣装のエンサイクロペディアが出来上がるという寸法です。
英語、フランス語、ドイツ語で簡単な説明と国際的な祝日が示されていますが
勿論日本の祝日は載っていません。
(ガイド)
Taschen社 Rue de Buci 75006 Paris
2005年度カレンダー :9.99ユーロ
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