紅茶、ポットカバーと続いて、今月はチョコレート好きな人のためのココアです。マルキーズ・ド・セヴィニエというメーカーのものです。
セヴィニエ侯爵夫人という意味ですが、彼女はルイ14世の宮廷に侍った才女で、南仏、グリニャンの城にいる娘に出した書簡集で知られています。又若いときにカルナヴァレ館(現在のカルナヴァレ博物館)に住んでいたことでもしられています。
ルイ14世の時代に、宮廷でコーヒー、ココアがはじめて飲みだされたので、才女で華やかな彼女の名前が付けられたのでしょう。現地では、気付け薬だったので塩を入れて飲んでいたそうです。ですからフランスの宮廷でも、最初は塩を入れていた、ということです。嗜好品として定着すると西インド諸島の砂糖を入れるようになって行きます。
このお店はチョコレートで有名です。マドレーヌ広場、ヴィクトル・ユーゴー広場、そして6区はセーヌ通りにお店があります。
ココアもフランス語でショコラ(チョコレート)です。区別したいときはショコラ・ショー(ホット・チョコレート)といいます。ミルクで温めてお召し上がり下さい。冬を明るく乗り切れます。
10,5ユーロ
32、Place de la Madeleine 75008、Paris
Tel :014265-1947 |