パリの学生街カルティエラタンのど真ん中、サンジャック通りに建つこの建物は、革命(1789年)前、ひょっとすると3〜400年前に建築されたものです。パリの中でも住宅としては‘一番古い’部類に入ります。
そのようなわけで、エレベータなどありませんし、床は斜めで、日本の「常識」の素敵なアパート・・・とは程遠い感じかもしれません。
でも、古いものが大好きなフランス人は、このような古い木の梁(フランス語でプートルといいます)が残る建物を「かっこいい」と言い、わざと、梁を見せるようなインテリアを施します。
このステュディオは仕事柄日仏を往復することの多い私たちが、自分達や、家族、友人が気軽に利用できるようにと、2004年5月に購入しました。共有ということで、一応、会社組織を作り、運営管理することにしましたが、賃貸業を第一目的としているわけではありません。ですから、何かと行き届かない点もあるかもしれませんが、ご自分のアパートのように、ゆっくりくつろいでいただき、パリの学生生活のような雰囲気を味わっていただければ幸いです。
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