パリならではのゆっくりとしたリズムに身をゆだねてみたい。 パリジェンヌのお気に入りのグルメスポットを紹介します。
10区の区役所近くにある小さな見落としそうなお店、ウインドウは普通のお菓子と チョコレートが並んでいる。シュガーデコレーションはローマ法王も召し上がったもの。 今のご主人クリスチャンのお父さんの時だが、彼は67年に日本にも行っている。今は亡き辻静雄氏から本を献呈されている。フィガロジャパンでミントの葉ののったチョコレートが紹介されたそうだが私の絶対のお勧めは奥にあるセミフレド。このお菓子はもともとイタリアのものなのだがここの主人が換骨奪胎して洗練された素晴らしいものを作りあげた。 いろいろ有名な店が日本に紹介されているがここは知る人ぞ知る店。とにかく一度食べてみてほしい。 上のカラメルは普通ガスバーナーで焦げ目を付けるがここのはポルトガルやカタロニア地方に伝わる昔ながらの鉄のアイロン状の物で焼き色を付けている。味が全く違う。美味しいのだ。その下はナッツ風味のヌガチーヌのクリーム、その全部が素晴らしい ハーモニーを醸し出す。 その名のごとく〔イタリア語で半分冷たいという意味)冷やして食べる。だから買ってから長時間持ち歩くことはできない。デザートにもおやつにもいける。 月曜休:8:00−19:30日曜:8:30−16:00