パリならではのゆっくりとしたリズムに身をゆだねてみたい。
パリジェンヌのお気に入りのグルメスポット
を紹介します。




セ・サンパ
感じいい!親切!ちょっと贅沢!「セ・サンパ」とパリジャンは表現します。そんなサンパなパリを、ほぼ毎週更新でご紹介しています。
パリでユーロピアンごはんですよ!が新鮮 2007.11

Caviar Latian
キャビア ラティアン
36rue de l'annonciation 75016 Paris(place de passy)
Tel: 01-42-24-19-38


― キャビア いくら 海草 たらこ カラスミ サーモン ―

  「キャビアは高い食材だ。でも、みなさんに、多くの方に、より親しんで食べてもらいたい。」
パリ、16区に3店舗目を開店させたばかりの、キャビア専門店ラティアン(Latian)のオーナー、オスタディさんは キャビアのように目を輝かせながら説明してくれた。

 もとは建築家を目指していたオスタディさん自らデザインを手がけたという店内はブルーと白を基調とし、まるで海面のようにキラキラピカピカとライトがきらめき、洗練されたモダンさがある。
一見するだけでは、かまえてしまいそうになるキャビアのお店も、一歩中へ入ると、とても気さくなスタッフが笑顔で迎えてくれる。
夕飯のおかずの一品なのか、お客様を迎えるアペリティフに添えるのか、生のイクラや天然サーモンの切り身などを、いかにもフランスマダムっぽく、店員さんととぎれることなくおしゃべりしながら、粋にお買い上げの女性たちがひっきりなしにやってくる。

  生ものなので日本まで持って帰るのは難しいが、ホテルで夜、小腹が減った時などにおすすめのお土産は、素材で選ぶタルティネ(Tartiner:パン切れにバターやジャムなどを、塗る)だ。中でも、タラマ(Tarama :タラの卵)はふんわりとしたやさしい味が特徴。ロシアオリジナルの小さなパンケーキ、ブリニーは一枚1ユーロと少々高めだが、一緒に合わせて食べるとものすごくおいしい。ブリニーのほの甘さとペースト状タラマのちょっぴり塩味が絶妙コンビなのだ。
  量り売りのタルティネは3. 80ユーロ/100g前後から買える。他にもタルティネには種類があり、ウニ、カニ、カラスミなどがある。

 「ラ・プタールグ(La poutargue:ボラの卵巣を塩漬けにし、塩抜きして圧搾・乾燥した食品。からすみ。)は、ワックスを剥いて、すりおろしてパスタにからめて食べると至福だよ。」と、オーナーのおすすめ通り、私は試してみた。こんなに贅沢なパスタは一人で食べずにみんなで。いや、それにしてもおいしかった。プタールグは1本、16ユーロから20ユーロで買える。

  最後のおすすめは、ビオ(BIO :オーガニックの意)の海藻パテ。わかめ、「海のレタス」と呼ばれる昆布のような海藻3種類を細かくきざんで、ケーパー、ピクルス、エシャロット、タマネギ、オリーブオイル、レモン、と混ぜ合わせたもの。日本でいう佃煮の感覚かもしれない。それをブリニーにつけたり、でも、一番は天然サーモンにたっぷりとのせてレモンをキュッとしていただくのがおすすめ。ヨードたっぷり。自然なミネラル感で美食を堪能できる。オーナーさんこだわりの低温殺菌していない本当に新鮮なヨーロッパの海産珍味が気軽に手にはいるのは、ここラティアンならではだ。

  店内に数個あるテーブル席でチョウザメの泳ぐ水槽をかたわらに鑑賞しながら、試食(有料)もできる。レストランではないので簡素だが、十分くつろげる。海の幸の一皿(Assiette de la mer)15ユーロ。など。
キャビア ラティアン Caviar Latian
36rue de l'annonciation 75016 Paris(place de passy)
metro:la muette   ligne9
Tel: 01-42-24-19-38  
営業時間 月曜〜土曜 10 :30〜19 :30
日曜  10 :30〜13 :30
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